新しい仲間たちとの出会い 

暖かな風がそよぐ中、満開の桜も新しい仲間が来ることを楽しみにしてくれていたよう で、花びらをひらひらとさせて待っていてくれました。山と美しい川に囲まれた自然豊かな 私たちの学園に、新しい仲間を迎える嬉しいその日がやってきました。 

上のクラスへ進級した在校生の子ども達も、1 年生が来てくれることを本当に楽しみに待 っていました。新しい仲間である子どもたちとそのご家庭とのご縁に心から感謝しています。

さて、入学式の日、この森の学校の仲間となったお話を聞いた 1 年生の子ども達は、翌週からしっかりと落ち着いて教室に入り、担任と握手の挨拶をしました。まっすぐな眼差しと期待で、初めて尽くしの全てのことに取り組みはじめました。初めは緊張気味の子どもたちでしたが、流れに乗って歌い、動いているうちに笑顔も出てきて、初めてのエポックの日から張り切って黒板にフォルメンを描きました。そして、その日から毎日、念願のクレヨンが天使から届くのを、「今日は何色のクレヨンが届くのかなあ。」と楽しみにして受け取ると、保護者の方からプレゼントされたクレヨンケースに大事にしまっています。 

入学式のお話は、フォルメンのエポックのお話として続きました。子どもたちはお話の中の小さな冒険の旅に出かけては、まっすぐ伸びる光や竹林と出会ったり、丸い池のほとりを曲がって歩いたりしながら、直線と曲線に出会い、学びを進めて います。ある日のエポックで、魔法の馬 7 頭が走り抜けた後に虹の 7 色の輝く石の道が出来たというお話を聞いて、子どもたちは、7 色の首飾りをつけて駆け抜けました。

それから黒板とノ ートに 7 色の美しい線を描いたその日の放課後、学園から外を見ると大きな虹が空に二重 にかかっていました。空に願いが通じ、子どもたちのこれからの成長を祝福してくれている かのようでした。

毎日ひたむきに取り組む子どもたち から、学ぶことへの喜びを改めて感じています。「なぜ学校に学びに来たの か。」という大切な問いを忘れずに、小さな子どもたちの輝く眼差しにこたえられるよう、これからも楽しく子どもたちと過ごしていきたいと思います。 

最後に、シュタイナーの子どもの祈りの言葉より。草木が大地のなかで芽生える。太陽が植物を闇から光のなかへと導く。そのように、善が人間の心のなかで芽生え、魂がわたしの力を、精神の土台から、導く。

 1年生担任 木村真由美 

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