リズムについて
シュタイナー教育では、あらゆる場面でリズムを大切にしています。
リズムには予測できるという信頼感があります。自分がよく知っていることが規則正しく交代していく様を繰り返し体験すると、子どもは周囲の世界に調和的に入ることができます。
リズムのある生活は、子どもたちにとって何よりの滋養となり、身体を強くし集中力をもたらします。
年間を通しての行事や1週間単位の時間割、1日の流れ、このようなリズムを教師は意識しながら授業を進めていきます。
一年間の流れ
学園では春の遠足、七夕、ミカエル祭、りんごろうそくなどの行事や祝祭を行います。
祝祭は世界に開かれた自由な目を持つ体験となるだけでなく、私たちの周りに広がる自然界との関係を深め、1年の流れの中にある精神性と結びつきます。
年間を通してさまざまな祝祭を行うことで、子どもたちは自然や宇宙とつながったリズムを生き生きと感じ取っていきます。
また、行事やお祭りに向けてのさまざまな準備を通して、子ども自身が自然の一部であると感じることができるようになります。
そうすると、子どもたちには自らが世界の一部であり、社会の一員であるという自覚と責任感が芽生えます。