シュタイナー教育の過程は、「自由への道」と呼ばれます。
学びを通して子ども自身が徐々に内側に眠っている使命や才能を見つけ育み、成人したときに、周りの人の権威や評価、自分の利害によらず、自分で実行しようと決めたことに対して、自分で考え、これが正しいと自分が判断したことを自分の責任で行おうとする「真に自由な人間」を育てることを目指しています。
子どもは、身近な人々や自然など素晴らしいものとつながり通じ合い、心に熱いものが流れたときに、世界と一体になったと感じ、目に見えない大いなる力を感じます。シュタイナーはそういったときに感じる達成感・充実感を「自由」と表現しました。
人はそのような体験をすると、自分が何のために生きるのかという人生の目的を見出すことが出来るのです。そして、真の自由を獲得した人は相手の自由も尊重するのです。